キノコの自省録

日々適当クリエイト

ミリオンの真壁瑞希描いた

前エントリで書いた人生の無駄遣い(炎上)の気持ちを落ち着かせるため、絵を描いてました。

アイドルマスターミリオンライブの真壁瑞希ちゃんです。Krita使って描きました。

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年明けからちょっと触っていた21インチ液タブ+Kritaでしたが、半年くらい全然触ってませんでした。 というのも、なんか全然上手く描けない!というモヤモヤ感があって。

どうも便利さや機能に惑わされて、手抜き絵をいつの間にか描いてしまっていたかも、と最近思うところがあり、 ちゃんと納得いくまで丁寧に描いてみよう、とチャレンジした絵になりました。 (熱中することで、炎上のイライラを鎮めようという気持ちも)

Kritaもペンがたくさんあって、自分の描きたい線が出るペンがどれだかわからないという悩みもあったため、結構色々試してみました。 髪も服も顔も、実験的に何度か1から塗り直してます。 結局、ペン入れや細かい部分はInkブラシ(weighted平滑化)で、塗りはBasicブラシ(Flow)に落ち着きました。

年明けに描いた時は、色はG'MICで適当に塗って、今までやってたレイヤー分けもせず、下絵も真面目に描かず、という感じで、工程省略してささっと描いていました。 手抜きはいけませんねー。

今回、塗りは手で塗りつぶしてます。結局G'MIC使っても、修正量あまり変わらん気がします。

ちなみに、前に雪音クリス描いた時、なんか発色悪いことが気になっていたんですが、乗算レイヤー(Multiply)のつもりが、比較(暗)(Darken)になってました。道理で……

【アイドルマスターミリオンライブ!】「真壁君の微笑み」イラスト/kinokorori [pixiv]

それにしても今ミリシタ凄い盛り上がってますね。実はミリシタは初日からプレイしてたりします。

優秀なプレーヤーがなぜ無能なマネージャーになることがあるのか

投稿がだいぶ空いてしまいましたが、正直現在、非常に忙しいです。 忙しい理由が本業なのですが、これがまた得られるものが皆無な不毛プロジェクトの炎上に寄るもので、しかも炎上原因のほぼ全てが件のマネージャーのせいという、最悪な人生の無駄遣いをしています。 ただ、そのマネージャーは優秀なプレーヤーだった(らしい)ので、最近、それなりの若さでマネージャーに抜擢されたのですが、 正直言って背筋が寒くなるほどマネージャーとしては最低です。誇張抜きに。

とはいえ、こういう「あの人は昔優秀だったらしいよ」というマネージャーは珍しくないと思います。自分もこれで5件目です。 なんで優秀な兵士が、殺すしかないくらい無能な指揮官になってしまうのか、その相転移を目の当たりにして、なんとなくこんな理由じゃないべか、ということを書いてみます。

Road to the Inefficient Manager

ベンチャーではない大抵の企業の場合、こういうステップでマネージャーに変化していくと思います。

  • 新米ワーカー
  • 頼れるワーカー
  • 小規模リーダー(3~8人くらいのリーダー)
  • 中規模リーダー(この辺りからマネージャー)

大体中規模くらいになると、マネージャー格になるかと思います。

小規模リーダーは実はマネージメントの必要性が少ない

小規模のリーダーを経験して、これ行けそうだねとなってステップアップする感じです。 ここが落とし穴で、小規模のリーダーができる人というのは、大抵その分野で優秀なプレーヤーなので、

  • いざとなったら自分がなんとかできる
  • 全員の顔を知っているし、すぐ声かけられる位置にいる
  • 問題点等のコントロールをしやすい(自分が理解しているから)

という、プレーヤーとしての専門知識を大いに活かすことができます。

さらに、余程のことがない限り、前年度までの業務から大きく逸脱しないので、大体のことは既に決まっています。 シビアなQCDコントロールをする必要がありません。 メンバーも経験者なので、特に指示を出さなくても、ある程度勝手に動くはずです。

ところが、チームが中規模(10~20人)以上になってくると、 専門外の知識が求められ、チーム間のコントロールが必要、知らない人も増えて情報伝達がやりにくいといったことが出てくるので、その調整に追われることになります。 さらに、上との調整や外との調整も増えます。 そうなると、正直プレーヤーとしての専門知識はあまり役に立たなくなってしまいます。 プレーヤーとしての専門能力と周りのサポートというメッキを剥がして何が残りますか?ということです。 実は何も残りませんでした、という場合はお察しください。 そもそもマネージャーとプレーヤーで求められるスキルが違うのに、マネージャー>プレーヤー扱いなのはおかしい、と言われているのはこういうところですね。

そういうわけで、この一般的なマネージャーへの道のり、つまり小規模リーダーができたなら中規模もいけるだろうという道のりが、大いにダメマネージャーの量産に寄与しているんじゃないかと思います。 知らない協力者や見えない協力者をQCD守って動かすにはどうすればいいか、前年の知識が使えないような全く新規分野で何を決めていけば良いか、 この辺りで苦労した経験がない人は、実は無能なマネージャーでしたーとなる可能性を大いに秘めています。

でも優秀なのになんで

優秀なんだったらその優秀さでなんとか出来るんじゃないの?と思いますが、そうはいかないようで……

実は「決めた」経験が少ない

おそらく一番はこれ。プレーヤーとしての優秀さは、正しく業務を処理することであって、 正解のわからないような政治的判断、リスク先読み、クリティカルポイントの判断といったスキルはあまり必要でない場合が多いです。 (もちろん分野によりますが、必要とされてる分野なら悲惨マネージャーが生産されるリスクが少ない……と思う。)

大抵の業務は正しいか間違いかのどっちかで、曖昧な場合の判断は基本上に仰ぐ、という進め方をします。 要するに、よくわからない状況下で何かを決めなければいけないというシチュエーションが少ないということです。 一方、マネージャになると、置かれている環境を読んで、大抵3案、すなわちA案(ベストプラン)・B案(次善策)・C案を考え、 A案を遂行する場合の下準備に何が必要か、どこに動いてもらう必要があるか、 ダメな場合の判断をいつしてB案に切り替えるか、という能力が必要とされます。 プレーヤーの専門スキルはあまり関係ありません。

前述した通り、プレーヤーとしての優秀な能力と、マネージャとしての優秀な能力は、全く異なるということです。 なので、優秀だけど優秀じゃないみたいなことになります。 名選手、必ずしも名監督にあらず。

決められないということはプランを立てられないということです。 プランを立てられないということは、準備や段取りが出来ないと言うことです。 もうこの字面だけで炎上の臭いがします。

ちなみにこういう決められない人はミーティングが大好きです。そして「みんなで議論しましょう」と言います。 議論というと耳障りが良いですが、単に決め方がわからないので知恵を出せと言っています。 本来、議論というのは意見集約をして、妥結点を決めるプロセスです。 業務上、意見集約する必要があるのは、それほど多くないはず。 (ケータリング先を決めるとか、忘年会の店を決めるとか……) ※逆に大規模リーダーになると、政治的判断が多くなるので、議論が増えると思います

優秀さ故の弊害

優秀なプレーヤーだった、という部分も、大いにマネージャーの無能化に手を貸すことがあるようです。 早くから頭角を現し、「俺はリーダーになる器だ」と言って酷いマネージャーになった人を知っています。 (このマネージャーのせいで、多くの優秀な人材が流出しました。)

こういう人は、自分が間違っていたり判断ミスしてもプライドが高く、自己修正しません。 ちなみに今の炎上マネージャーもそういうタイプです。 この前、「自分だけが悪いわけではありませんが、責任者として謝っておきます。」と、平然と言い放っていてビックリしました。 (ちなみに99%そのマネージャーが悪い)

そしてどんなに周りから叱責されても、どういうわけか修正しません。 これはなんなんでしょう。 正直、新入社員をそのままマネージャーに据えた方が良い結果になると思います。

また、マネージメントが上手くいかないので、わかりそうなところに無意味に顔を出してきます。要するにマイクロマネージメントです。 本来やらなければいけないことを放棄して、わかりそうなところに顔と口を出す。 そして、大抵の場合は現場の人間の方が詳しいので、ただの邪魔にしかなりません。 なんでも自分でやろうとして全てが中途半端、本当にやるべきことを見失いがちにもなります。

さらに悪いことに、優秀なプレーヤーだった残念マネージャーは、ワーカーホリック気味の人が多いです。

  • 自分ががむしゃらに働けば全て上手くいくと思っている
  • 基本たくさん働かせればいいと思っている
  • 業務スピードが速い人を基準に考える

価値観の違う人がいる、ということを原則考えません。 「俺はがむしゃらにやってここまで来たんだ、甘えないでたくさん働け」という感じですね。 でも指針を決めない(決め方がわからない)ので、ただただ炎上、オーバーワークだけが発生します。

若干恨みが籠ってます。とりあえずこの辺で。 智絵里アラームのソフト編書きたい。

IoT智絵里アラームを作ろうと思う(7) - 動画投稿しました

動くようになったので、動画編集して投稿しました。

ソフトに関しては、今のところGitHubにアップする予定です。 一応説明エントリも書く予定。

とりあえずアラームとしての最低限の機能は持ってますが、ぶっちゃけこれじゃツマランとも思ってます。

IoT智絵里アラームを作ろうと思う(6) - デコレーション編

前回の続き。

ただの木箱では寂しいので、装飾を施します。

工程1 ニス

完全なる生木だったので、ウレタンニスを塗りました。実は結構前に塗りました。2度塗りしています。

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工程2 草

脚の土台に草を敷いてみます。100均(DAISO)で買ってきた人工芝です。

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接着には3Mの超強力両面テープを使用。本当に強力です。全くはがれません。敷いた様子がこちら。

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右奥に出っ張っているのがスヌーズボタンです。箱手前の鳥型のオブジェは、100均(Seria)で買った画鋲です。Seriaはこんな感じのインテリアプッシュピンを結構種類取り揃えているみたいです。これは形の違う画鋲が4個ついて100円。うさぎのピンもあったんですが、歪んでいたので鳥にしました。

工程3 箱のロック

蓋が簡単に開いてしまって危ないので、何かしらの手段でロックします。マグネットロックを最初に考えたんですが、電子基板に影響与えそうなので見送り、ロック付き蓋止めは箱が小さすぎて収まらず。ということで、中央にリベットつけて、蓋の両端をから紐でロックする方針にしました。

リベット代わりに使用したのが先ほどの画鋲です。紐にタコ糸を考えたのですが、あまりにも変なので、チェーンに変更。こんな感じです。

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チェーンは100均(CanDo)、留め具(真鍮ヒートン)は東急ハンズで1袋120円くらいで購入しました。チェーンは買った状態では長すぎたため、適当にカットして使用しています。

工程4 スヌーズボタンのボタントップ変更

ボタンが思いっきり上に出ているのは変なので、100均(DAISO)で買ってきた小型のうさぎのぬいぐるみを接着。ボタントップに3Mの超強力両面テープを使用。

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ぬいぐるみ単体の写真撮り忘れましたが、この後登場します。

工程5 花を接着

草だけでは寂しいので、花を敷きます。花も適当に100均で買った造花です。どこで買ったか覚えてませんが、100均なら種類が違えど、大体どこでも売ってます。

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先ほどの花を適当にカットして、ドリルで土台に穴を開けて、グルーガンで花を接着という作業を繰り返します。

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あ、ちなみに先ほどのスヌーズボタンのうさぎはこれです。

最終版

今のところの最終形態はこちら。

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うーん、少し花が寂しいですね。前面が空いているのは、ちょっと今後拡張を考えてのことなんですが。まあ少なくともIoT機器には見えないでしょう。個人的には、「私機械です」みたいな外観ってあんまり好きじゃないので……

全体像はこちら。

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残るはソフト

実はソフトも大体完成していて、この段階でもうある程度アラームとして動いています。自分はソフト屋な分、特に迷いもなくサクサク作ってしまうので、あ、終わったみたいな感じです。そのうち記事にします。

IoT智絵里アラームを作ろうと思う(5) - 電子回路実装編2

前回の続き。

スピーカー・アンプ回路やり直し

スピーカー、アンプ回路ですが……

  • どこか接触が緩いのか、音声が途切れ途切れになることがある
  • 立ち上げると、プツプツノイズが断続的に発生する
  • トランジスタのベース電流を一度カットしないと再生できない
  • やり直ししすぎて実装が意味不明
  • スピーカーのワイヤーが長すぎて邪魔
  • 音声ノイズ対策用コンデンサの組み合わせがイマイチ

ということで、やり直しました。。。

やり直した基板はこちら。やり直しに加えて複雑な回路というわけでもないので、割とすぐ実装できました。これで上記問題はほぼ解決。

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ただ、突入電流が弱いのか、一度MuteをOn(トランジスタのベース電流をカット)しないと、一発目が再生できないという問題は残りました。オシロで色々チェックすると、ベース電流が足りてないような感じがします。時折、電圧がガクンと落ち込みます。むむ。今回利用したトランジスタは、単に手元にあったという程度で、あんまり深く考えずに使ってます。まさかこんなことになるとは。

とはいえ、再生時以外はMute状態だし、特に問題はないので今回はこのまま。

ノイズカット用コンデンサは、22p, 0.1u, 33uの組み合わせです。これでほとんどノイズが聞こえなくなりました。

スイッチ類やり直し

いろいろグネグネやっているうちに骨折しました……。

スイッチ(スヌーズ+アラームOn/Off)側の片足に220Ωの抵抗を直接はんだ付けして、熱収縮チューブで覆っていたのですが、思いのほかこれが邪魔で、ケーブル同士が狭いスペースで喧嘩しあっていました。そもそもワイヤーも長すぎて邪魔ということもあったので、一度完全にやり直し。

スイッチ受け用のポスト基板を作って、スイッチに圧着したXHコネクタと接続するようにしました。これで骨折事故は防げる見込み。微妙に邪魔だった抵抗も、この基板上に実装。

電源やり直し

ラズパイ用電源のやり直し。前はベース付きポストにワイヤーをはんだ付けして中継していたのですが、これだと弱すぎてすぐ骨折してしまいましたので、方針変更。USBのワイヤーが細すぎるという問題もあります。

そこで、USBケーブルを、圧着コネクタで繋ぐか、DCプラグをくっつけるか迷ったのですが、USB AにDCプラグは変かなと思い、ワイヤーを圧着することにしました。100均で買ってきたUSB Aは線が細すぎる(上になんとシールドがない!)ので、USB A組み立てキットに、そこそこ太さのあるワイヤーをはんだ付けして、コネクタを圧着しました。


uxcell USB2.0プラグ USB 2.0 タイプAオス 45 x 17 x 9mm  4 ピン DIP 15個入り

ラズパイ側から伸ばしたコネクタもコンタクト圧着なので、ベース付きポストを2つくっつけたジェンダー変換基板を間に挟んで差し込むようにしました。 これで骨折事故はだいぶ防げると思います。

最終形態

以上の修正を加えて、箱に収めた写真がこちら。

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箱右上部にくっついているのがスイッチ用ベース付きポストを取り付け、左奥が電源のジェンダー変換基板。

こうしてみると、結構隙間がありますね。取り付け用の機構を作って、機構ごとスポっと収めるようにしておけばよかったかも。

IoT智絵里アラームを作ろうと思う(4) - 電子回路実装編

前回の続き。

前回、箱に納まるよう部品を色々調達したので、今回は粛々と実装。

とりあえず、最終的な回路はこちら。 この通り、回路自体はかなりシンプルなので、はんだ付けと圧着を間違えないようにやるだけなんですが、思った通りに動かないとはままあることで……。

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スイッチピンはPullUpで、GNDに落としてOnとしてます。3.3Vで50mA以下という制約から、割と一般的な220Ωを採用しました。ちなみにラズパイのPullUpの内部抵抗が1.3KΩくらいらしいです。

D級アンプのPAM8403は、チップそのものではなく、モジュール品です。10個220円で買いましたが、HiLetgoが日本法人作った影響か、すぐ届くようになった代わりに値段が上がりました。

HiLetgo PAM8403 2 * 3W クラスD ミニ デジタル パワー アンプボード AMP 2.5-5V入力 (10個セット)

アンプがぷつぷつ言う問題

今回一番困ったのが、アンプがプツプツ音を出して、再生してくれないことが多い、という問題でした。波形をPWMから送っても、プツプツ言っている間は全く再生せず、圧着ハウジングの辺りを下に引っ張ると直って再生したりと、なんだかよくわからない現象。

どうもパワー切れを起こして、不安定になっている様子。上の回路では、47μFのケミコンが実装されてますが、最初は10μFで、1つしか差してませんでした。ということで、47μFのケミコンを追加。

さらっと書きましたが、前回のエントリの通り、小さい基板に実装しなければならないので、修正は容易ではありませんでした。しかも結構原因がわからず、コンデンサを付け替えたり、配線やり直したりと。

ただ、ケミコン追加してもまだ少し不安定で、一度ミュートをOn(ベース電流を流さない)にしないと再生が安定しません。うーん、ブレッドボード上では何の問題もなかったので油断してました。もう少し大きめのコンデンサを実装したいところですが、縦にも横にも隙間がないため断念。もう少し早く気づけば手の打ちようはあったのですが。ただ、とりあえず起動時にMute Onに変更するからまあ良しとします。

電源用USBケーブルの芯細すぎ問題

RaspberryPiはご存知の通りMicroBで給電できますが、Microといっても意外とコネクタはそこそこ大きさがある上、硬くて場所を取ります。MicroBコネクタが通るよう箱に大穴を開けるようなことをあまりしたくなかったことと、MicroBは引っ張ると抜けやすいので、MicroBをカットして圧着コネクタ(XH)を装着することにしました。

ということで、百均でTypeA - MicroBケーブルを買ってきて、MicroB側を切断、圧着端子のポスト側にはんだ付けをしたのですが、芯がめちゃくちゃ細いです。ちょっと引っ張っただけでポストから取れてしまいます。

対策は現在検討中。策はあるので、どれにしようかというところ。

その他

ラズパイはソケットを上から被せる格好になってます。そうすると、ソケットの逆側(要するに天井)からワイヤーを引っ張る必要があります。結構面倒くさいです。

確認したはずなのに、トランジスタの足を間違えるのはお約束……。

完成品

こんな感じになりました。

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右側のコネクタはスヌーズとアラームスイッチに、左側のコネクタは+5Vに繋がります。スピーカーモジュールも、ラズパイ側と着脱可能なように、XHコネクタで接続しています。

別に何の変哲もない圧着の様子をパシャリ。エンジニアのPA-09です。

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ということで、一通りハード系は完成といったところ。。。疲れました。もう少し取り付け作業を行って、残るはソフトとデコレーション。

IoT智絵里アラームを作ろうと思う(3) - 電子部品調達編

前回の続き。

前回紹介した通り、中に実装する回路は大まかにこんな感じ。

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回路自体はかなりシンプルなものの、これを百均の木箱に取り付ける部品選定に難儀。

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箱が小さい

この箱、外見はそこそこサイズあるように見えるんですけど、中は結構狭いです。

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実測すると、W87mm x D61mm x H22mmでした。Cタイプのユニバーサル基板より、一回り大きい程度のサイズです。 紙で表現するとこんな感じ。

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幅はそこそこありますが、奥行きと高さが厳しいです。この中に、

  • RaspberryPi Zero W
  • RaspberryPi Zero W用ピンソケット取り付け基板
  • RaspberryPi用電源+5Vケーブル
  • プッシュスイッチ (スヌーズ用)
  • アンプ回路 (ミュート含む)
  • スピーカー
  • トグル系スイッチ (アラーム自体のOn/Off)
  • 抵抗、コンデンサいくつか
  • ワイヤー、圧着コネクタ

を頑張って配置します。各モジュールを全部直はんだ付けしてしまえば省スペースになりますが、それするとにっちもさっちもいかなくなるので、圧着コネクタも必須です。

部品

プッシュスイッチとトグル系スイッチ、スピーカーは、少なくとも箱に入るサイズじゃなきゃ困るので、結構いろいろ買いました。電流はほとんど流さない(3.3V 30mA)ので、本当にサイズ次第です。

On/Offスイッチ

On/Offスイッチなので、スライド、ロッカー、トグルあたりが対象ですが、On/Offが目で見て分かりやすい方がいいので、ロッカースイッチを中心に探しました。この画像はボツ品です。理由はサイズが箱に対して大きすぎる、というだけです。一応ギリ嵌らなくはないものの、あまり大穴を開けると強度が心配。たぶん、ちょっと力が入るとボキッといきます。

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最終的に選んだのは、15mm x 10mmのスイッチ。結構小さめです。たぶんこれと同じだと思います。

プッシュスイッチ

プッシュスイッチは天板につけるので、サイズは結構余裕がある……と思いきや、底が浅いということを改めて気づかされる事態に。画像はよく見かけるゲームスイッチです。今回は全部採用見送り。右と左は高さが大きすぎるため、蓋が閉まらなくなります。中央も、ピンを曲げればギリ入る程度。ただ、流石に径が大きすぎて、超大穴が必要になってしまいます。

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スヌーズ用ということもあり、ある程度のサイズがあり、かつ押しやすさ加減が丁度いい品じゃないと、あまり芳しくありません。いろいろ押して回った結果、最終的にマル信無線電機 MS-370M(緑)にしました。割と押した感じが良く、高さもなんとか納まります。縦横が少し小さめですが、そこは上に何か置いて、見かけを大きくする予定。

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スピーカー

スピーカーも、小さい方が当然取り付けが楽なのは確かなんですが、音が小さかったり割れたりすると、今度はアラームとして意味がなくなってしまいます。色々視聴してみた結果、φ2.5cmでギリ音が許容レベル、かつこれ以上大きいと取り付けが厳しいというところで落ち着きました。

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ただ、これ磁石が後ろに出ているため、取り付けが厳しい中で絶縁が心配ではあります。表面実装スピーカーでもよかったかもしれないなどと思っています。私は音響波形の解析は結構経験多いんですけど、スピーカーに関する知識はかなり乏しいです。他に良いのがあったら、もしかしたら変更するかも。

RaspberryPi Zero W用ピンソケット取り付け基板

ラズパイのピンにはんだ直付けする実装は流石にナシなので、ユニバーサル基板に2x20ピンソケットを取り付けて拡張します。ユニバーサル基板はフリスクサイズのこれ。

ユニバーサル基板 56.5×32mm: パーツ一般 秋月電子通商 電子部品 ネット通販

そしてまたしても高さの問題が浮上。ラズパイ+ピンソケ付きユニバーサル基板を合わせると、天井まで5mmしか隙間がありません。なので、ユニバーサル基板に実装できるのは、せいぜいワイヤーか1/4W抵抗程度、ケミコンは寝せないと蓋が閉まらなくなります。EH/XHコネクタですらサイズオーバーになります。厳しい。

アンプ回路

基本はD級アンプPAM8403を実装したモジュールを使用します。10個220円で買いました。今は倍以上しますね。それでも10個550円。これにPWMと5VをRaspberryPiから入力して使います。

HiLetgo PAM8403 2 * 3W クラスD ミニ デジタル パワー アンプボード AMP 2.5-5V入力 (10個セット) [並行輸入品]

これは薄べったいし、あまりサイズも大きくないので、ラズパイの隣に配置できそうな感じ。こちらは高さは問題ないでしょう。たぶん……。

配置確認

天板に穴を開け、スヌーズスイッチの嵌り具合も確認。

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ゾリゾリ

部品を箱に仮配置して、まあ行けそうかな、というところ。次回はたぶん電子回路作成編。