キノコの自省録

テクノロジーとコンテンツの融合を目指して

【技術】ユーザビリティについて

ユーザビリティというのは、
機器の使いやすさに対する満足度の指標です。
10年くらい前から、
ユーザビリティの考え方の導入が、
企業においても活発になり、
最近ではかなり常識的扱いを受けるまでに至りました。
ちなみに、ペルソナ手法というのが最近のトレンドです。

しかし、ユーザビリティの諸テストは、
使いやすさに対しての評価がメインです。
楽しさなどの、感性的情報は、オマケ程度です。
テスト、というのは、
調べたいことは調べられますが、
調べようと思っていないことは調べられません。
身近な話に直すと、
国語のテストで、数学の能力はわかりません。

当たり前だろ何言ってんだ、って思うかもしれませんが、
要するに、使いやすさに関しては調べられますが、
楽しさやワクワク感といったことは、
調べられない(調べ方が確立されていない)ということです。
そのため、使いやすさを最大化したときに、
楽しさやワクワク感がどうなっているかはわかりません。
良くなっているかもしれませんし、
悪くなっているかもしれません。
ただ、基本的に、
シンプルで使いやすいというのは、
機構が単純でつまらないことが多いです。
ユーザビリティを取り入れる場合、
この点に関してしっかり注意を払わう必要があるように思います。

ユーザビリティの大御所ノーマンは、
エモーショナル・デザインという著書の中で、
上記のことに(たぶん)言及しています。
しかし、どうすれば、使いやすさ以外の評価が正確に行えるか、
という点は、今後の課題のようです。


エモーショナル・デザイン―微笑を誘うモノたちのために