キノコの自省録

日々適当クリエイト

個人での特許出願のために必要なプロセス(1) - 識別番号取得編

去年、ウィッチクライドネタで特許を個人出願したので、そのお話をたぶん3回くらいにわけて記述しようと思います。

あ、ウィッチクライドはこちらです。プレイしてね。

ウィッチクライド ~君の声が魔法となる~を App Store で

インターネット出願の流れ

初めて(インターネット)出願する場合のスキーマについてざっと紹介。

  1. 特許庁のWebページから、電子出願サポートソフトをダウンロードしてインストールする

  2. 電子証明書をゲットする

  3. 申請人登録を行い、識別番号を取得する

  4. 提案書ひな形ファイルをダウンロードして、ガイドラインに沿って提案書を作成する

  5. 出願費用を支払って、提案書に納付番号を記載する

  6. インターネット出願アプリで出願を行う

6-a. 記載不備がある場合は修正して再度出願

とりあえず今回は3まで。

ちなみに、1~3で最短3日くらいですが、長いと2週間はかかりますので注意。

電子出願サポートソフト

ここにあります。Mac版とWindows版があります。

電子出願ソフトサポートサイト(インターネット出願ソフト)

大抵の場合は問題ないと思いますが、OSが入れ替わってそれほど時間が経っていない場合、出願ソフトがサポートしておらず、インストールできないという事態が発生しますので注意してください。

実は、当時Windows10に入れ替えてしまったために、Windowsマシンにインストールできませんでした。

Windows10出たばかりというわけでもなかったんですけどね。対応は結構遅いという印象です。

まあ、Macも持っているのでなんとかなりましたが、Windowsマシンしか持っていない場合、OS入れ替えに注意しましょう。

電子証明書をゲットする

次に、電子証明書を手に入れる必要があります。なんで?というと、申請人登録に必要なためです。

電子証明書の取得 | 経済産業省 特許庁

ジャパンネットやセコムトラストシステムズなどから購入するか、マイナンバーカードに入っている電子証明書を提出するか、どちらか必要です。

購入する場合、2年で15000円くらいします。今ならマイナンバーカードがおすすめです。

マイナンバーカード、持ってますよね?持っていないなら申請して取得する必要があります。

マイナンバーカードの中に電子証明書があるので、カードリーダーで読み取って保存しましょう。

カードリーダーは、ヨドバシなどの家電量販店で普通に購入できます。3000円くらいです。

ちなみに、私はマイナンバーカードではなくジャパンネットのDIACERTを購入しました。

というのも、すでにマイナンバーカードはシステムとしてはありましたが、申し込みが殺到しすぎて、半年待ちなために諦めてしまいました。

識別番号を取得する

識別番号は出願者のIDです。1回取れば、2回目以降は同じ識別番号を使えばOKです。

電子証明書さえ取得すれば、識別番号の取得は手続きをするだけです。

インストールしたツールの中に、「申請人情報・証明書管理ツール」というアプリがありますので、それを起動して識別番号取得を行います。

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”識別番号取得&利用登録”を選択して、ガイドに従って記入していきます。

識別番号の発行は、すぐに行われたような気がします、が、すいませんあまり記憶にないです。

ちなみにそのうちハガキも届きます。

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