キノコの自省録

日々適当クリエイト

2月中旬(2020年)におそらく新型コロナに感染した話

日本国内では、結構感染者が各地で出始めた2月に、おそらく新型コロナに感染したであろう件に関するエントリーです。 こんな症状が出ましたよ、というお話です。

先んじて謝罪しておきますが、検査は拒否されたため、確定ではありません。 なので話半分にご覧ください。

感染した日

2020年の2月10日、映画館で感染しました。自分の住んでいる周りに感染者が結構出ていた状況で、危ないなーと思いつつ、休みの中日で多少映画館は空いているだろうし、マスクと飲み物をちゃんと用意しておけば大丈夫じゃないかと思ったのですが、甘かったです。

なんでピンポイントで感染したことがわかるのか、というのはちょっとした特殊体質のせいです。これは最後の方に書いておきます。

発症日

3日後の2月13日の夜に発症しました。近所で感染者が多発しているニュースを見て、一応熱を測ってみたところ、37.4℃でした。実を言うと、なんか食欲がないな~程度にしか感じてなかったんで、熱を測らなかったら気づかなかったかもしれません。正直3日前に感染したことも、全く症状が出てなかったのですっかり忘れてました。

症状

大体こんな感じです。

  • 37.5℃前後の熱
  • 胸部圧迫感
  • 食欲不振
  • 味覚低下

2月13日~2月17日くらいまでは大体37.5℃の熱が続いていました。最高は38℃くらいです。自分は熱に強い体質なので、正直全くキツイとは思いませんでしたが……。その後は37.5℃と平熱を行ったり来たりで、2月22日以降は熱が上がることはありませんでした。Twitter見ると、気を良くしたのか2月22日にイラストを描いてますね。合計9日間熱が出ていたということになります。普通の風邪やインフルではこんなに長く発熱しないので、正直驚きました。

「37℃台の熱は下げてはいけない」ということもあり、解熱剤も飲まずにそのまま放っておきました。

食欲不振

食欲不振が一番強烈でした。正直言って熱も大したことなく、胸部圧迫感も起きている分には然程でもない程度で、身体に関して言えば「調子良くはない」くらいなのですが、とにかく気持ちが”食”に向かいませんでした。今まで39℃まで熱が上がっても食欲が落ちたことがなく、胃が悪くても食欲はそれなりに保てる方なのですが、空腹になっても食べたいという気が起きませんでした。ただ、食べないと危険なので、ヨーグルトや豆乳+シリアル、ふりかけごはんと味噌汁といったそれほど食べるのが苦ではないものを食べていました。

胸部圧迫感

横になると胸が重苦しく、仰向けで寝るのが辛いといった状態でした。ネットで調べると「心不全の兆候」とか書いてあって、実は心臓が悪いのかとか思ったりしました。今調べると、「仰向けに寝ると寝苦しい」といった報告している人が結構いますね。

味覚障害

味覚障害ですが、70%カカオのチョコレートを食べた時、あまりにも酷い味がしたのでなんじゃこりゃ!?と。チョコレート以外は食欲不振のせいで味についてほとんど意識してませんでした……。当時コロナの症状として、嗅覚障害や味覚障害があることが知られてなかったのであまり気にしてませんでしたが、もうちょっと色々気にしておけば良かったです。たぶん甘さに鈍感になった感じですかね。

保健所への連絡と病院

ちょうどこの頃に、「4日以上37.5℃を超える熱が続いた場合」を受診の目安とするPCR検査基準が加藤厚生労働大臣から発表がありました。なので、発症5日目くらいに保健所に電話しましたが、「熱の症状は条件クリアですが、濃厚接触者、もしくは呼吸器の症状がないからダメですね」と却下されました。胸部圧迫感がある話をしても「咳してないからダメ」だそうです。5月になってこの基準は誤解だ(?)という話が出ましたが、当時の資料を見ると、確かに保健所の対応のように明記してあります。検査体制も整ってないので、ほいほい検査なんかできなかったのでしょう。「それじゃあ適当にその辺の病院に行っても構わないですね?」と確認したところ「構わない」という返事が返ってきました。

とりあえず自分としてもどうしようもないので、マスクして病院に行きました。先生側も「おっ、来たか!?」的な感じで診察してもらえました。胸部レントゲン上は問題がたぶんなし(新型コロナの肺炎の影は胸部レントゲンだとほぼ発見できない)、血中酸素飽和濃度も問題なしでした。食欲不振の対策として補中益気湯と、胸部圧迫感が気管である可能性を考えて気管拡張剤、後は解熱剤を頂いて経過観察ということで帰りました。

一つ自分として気になったのが来院時に測った血圧数値で、上が150mHgくらいまで上昇していました。健康診断では120mHg弱で、今までも120mHgを超えたことがないので、これは完全レコードです。測り直しても同じで、正直壊れてるんじゃないのか?と疑ってしまいました。しかし、他の人の数値は普通だったので、本当にその時150mHgくらいあったんでしょう。冬場は血圧が上がりやすいといっても、流石にこれは驚きです。

回復

2月18日頃には平熱に戻る時間が徐々に増え、2月21日には夕方のみ37.5℃、2月22日には大体平熱に戻りました。ずっと引きこもっていたせいもあるのか、しばらく身体の調子も戻ったとは言えませんでしたが、翌週には大体回復しました。胸部圧迫感も大分落ち着いて、食欲も戻りました。味覚はいつの間にか直ってました。ハイカカオチョコレート以外はわからないレベルだったので、味覚障害も軽度だったのでしょう。

その後

丁度ひと月くらい経った3月8日に、強烈な風邪の臭いを感じて朝目覚めました。凄い量の、色のついた鼻水がドバっと1回だけ出て、熱が37.5℃までパッと上がりました。鼻水もその1回だけで、熱もすぐに下がり、完全に平常状態に戻りました。その日まで一応回復はしてたものの、若干のモヤモヤ感が残ってましたが、これでスッキリ回復しました。前の日は完全に家にいたため、どこかで貰ったウイルスをさくっと排出したとは考えにくいので、体内に残ってたウイルスを完全に追い出したんじゃないかと思います。たぶん。

書き出してみると、なんでしょうこれ。結構危なかったんではないでしょうか……。ワクチンの接種が進んだ後でもチラホラと感染者は出ると思います。検査できなかったので確定ではありませんが、とりあえずこんな症状の人がいたんですね、程度に。

感染がピンポイントでわかる話

冒頭にちょっと触れたお話。私は感染した瞬間がわかるという、なんとも微妙な体質の持ち主です。普通の人はわからないですよね。

風邪をひくときには、風邪をひく瞬間が分かるものでしょうか -風邪をひ- 風邪・熱 | 教えて!goo

スピリチュアル的なものでもなんでもなく「痛い」です。グサッと突き刺さった感じがします。たまに軽い眩暈が起きるほど衝撃が走ることがあります。大抵の場合、それからほどなくして喉がいがらっぽくなります。大体みなさんその状態でうがいをしだすと思いますが、手遅れです。数時間前に感染しています。無駄です。和らげたい場合はさっさと耳鼻科行って吸入してきた方がいいです。

この突き刺さる感じは、風邪もインフルも大して変わらないです。今回の推定コロナも同じでした。ただ、推定コロナは衝撃がそれほど強くなく、「あれ?やられた?」くらいな感じでした。まあ、どうでもいいですね……。ただ、普通の風邪やインフルの場合、感染してから3日間も無症状ということはまずないです。潜伏期間がこれだけ長いと感染経路不明になりやすいのは仕方ないですね。

ちなみに映画館で感染したと書きましたが、マスクした状態で、座って5分と経たずに感染しました。まだまだ開演まで時間があって、劇場内のライトがついている状態です。人もまばら、というかまだ全然お客さんが入っていない状態で感染したので、ビックリしたと同時に、これがコロナだったら感染力半端ないと恐怖しました。